ヤンキー君のお隣に♪<完結>
「なっ…なんなの?いきなり…」
「奈保、顔真っ赤」
「………っ!」
奈保を抱き締めるといつも思う。
“あったかい”
って
肌から伝わってくるあたたかさもあるんだろうけど、それを越えた…きっと奈保にしか出せない温もりが伝わってくる。
「しゅうの心臓の音、はやい」
「奈保のほうがはやい」
「そんなことないよ。しゅうのここ、めちゃめちゃドキドキしてんじゃん」
「奈保はドキドキしてないのか?」
「私は…私も…してるけど」
こんなやりとりができるのも、きっと奈保から伝わってくる“あたたかさ”のおかげ。
この温もり、ずっとなくしたくない。
「奈保、ずっと一緒にいよう」
「何?それ…プロポーズ?」
「俺…真面目に言ってるんだけど」
「そんなプロポーズほしくない」
ズキッ
奈保さん、今の一言めちゃめちゃ傷つくんですけど…