ヤンキー君のお隣に♪<完結>


けっこう似ているんだよね。


私とまやちん。



私も最近気づいたんだけど



ちょっぴり照れ屋なところとか


肝心なときに素直になれないところとか


意地っ張りなところとか



実は…けっこう似てたんだよね。





まやちんのこと、最初はただみんなを仕切ってるこわーい女番長としか思ってなかったけど




実際にちゃんと向き合ってみると、実は…少し寂しがり屋で照れ屋な女の子だってわかったんだ。




視聴覚室に呼び出されたあの日から私たち、まともな会話してなかったけど、ほんとは私感謝してるんだ。


まやちんに。


だってあの子がいなかったら


私としゅう、友達同士で終わってたかもしれない。


私と舞ちゃん、友達になれなかったかもしれない。




もちろん、まやちんが直接、私にしてくれたことではないし、流れ的にそうなったのかもしれないけど、でも……


感謝してるんだ。


いや、感謝したいんだ。
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