ヤンキー君のお隣に♪<完結>
校門を少し出たところで、違う女に声をかけられた。
そう、これが今の彼女、園原舞との出会いだった。
「聞いてたのか?」
「聞こえたの」
「で?…まやちんって?」
「うちのクラスの女番長。イケメン君が大好きなの」
「へー…」
「君は一回、私のクラスにきたよね?」
「えっ?………あ、ああ」
もしかして奈保のクラスの人か。
年上だと初めて知った。
「私ね、奈保ちゃんの友達…っていうか親友なの」