ヤンキー君のお隣に♪<完結>
――――
「舞!!…昨日、松山君と話してたでしょ!!」
朝、生徒玄関で違うクラスの有紀に声をかけられた。
「松山?…あぁ、あの子。うん、話したよ」
「めちゃめちゃ良い雰囲気だったじゃん!どうなの?付き合うの?もしかして付き合ってるとか?」
「……はぁ?…有紀、あんた何言ってるの?」
「だって、だって!!…あの女の子には氷以上に冷たい松山君だよ?なのに、昨日は舞とあんなに楽しそうに話してたんだもん!!」
有紀…あんたに3つ質問したい。
1、なんでそんなに興奮する必要があるの?
2、氷以上に冷たいって、たとえが変じゃないかい?
3、私たち、二人が楽しそうに話してた?…有紀、視力正常?