ヤンキー君のお隣に♪<完結>
「顔だけ…って…ふざけんなよ!」
「本当のこと言ったまでよ」
「姉貴!」
「あんたたち!!そんな言い争いしてる場合じゃないでしょ!ともや、園原さん1人にしてて、いいの?
かおる、あんたはともやの手伝いしてあげて」
「仕方ないわね」
そうだった。
俺、体温計取りにきたんだ。
体温計と水を持って俺の部屋に入った。
「えっ……先輩!先輩!?」
床に先輩が倒れていた。
先輩の額に触れると、熱が上がっているみたいだった。
「嘘だろ…」
突然の状況に俺の頭の中はパニックになっていた。
「ともや!何、ぼぉーとしてんの!早く彼女をベッドに上げて!!」
「あ、ああ」
そっと先輩を抱き起こし、そのまま持ち上げてベッドに寝かす。
先輩の体は燃えるように熱かった。
荒い呼吸を繰り返す先輩。
制服、脱いだほうが涼しいよな。
そう思った俺は、先輩の制服に手をかけた。
すると…