ヤンキー君のお隣に♪<完結>
「あんたが生意気な口聞くからでしょ!!」
ったく…この姉貴は昔から人の話を聞かない。
「………ん……つやまくん」
先輩が目を覚ましてしまった。
「先輩、熱くないですか?
喉渇きませんか?辛いとこありませんか?」
「うん、へーき…ごめんね、心配かけちゃって…」
「…いえ…」
「彼女、ホントに大丈夫?すごく辛そうだけど?」
姉貴!入ってくんなよ
「だ、大丈夫です…。これくらい…すいません、お姉さんにも迷惑かけちゃって…」
「べつにー。私は何もしてないしー」
「先輩、顔赤いですよ。熱もさっきより上がってるみたいですから、このまま寝てて下さい」
「……でも、これ以上いたら迷惑でしょ?私帰るよ」
ホントにこの先輩は
人に甘えるってことを知らないというか
すぐ強がる。
ホントはめちゃくちゃ辛いはずなのに。