ヤンキー君のお隣に♪<完結>
「わかるわけ…ないだろ」
先輩を目の前に姉貴、何言ってんだよ!!
「ごめんね、彼女。ウチのともや、素直じゃないの。あっ、でも見捨てないであげて。ホントはそんな悪いやつじゃないの。………顔だけがイイ男とか…無愛想で冷たい陸上オタクとか…そんなんじゃないから」
「姉貴!!!もういいからとにかく出てけ!!」
俺は園原先輩にはわからないように、姉貴を睨んだ。
さすがの姉貴もビビったのか
「じ、じゃあ、ごゆっくり」
と部屋を出ていった。