ヤンキー君のお隣に♪<完結>






「放課後、私の教室に来て…早くね!」






「えっ?…あっ…はい…」






そう言うと、先輩はそそくさと走り去っていった。






先輩、顔…青かったな…


大丈夫なのか?







「なーに、何?…デートのお誘い?良かったなぁ、お前にも春が来て」






「違う、放課後に先輩の教室に来いと言われただけ」




「馬鹿だな、お前。それを世間ではデートって言うの。わかる?」







「10教科中4教科赤点のお前に馬鹿って言われたくない」







「なっ!?お前、そこで成績のこと言う?しかも、俺…10教科中5教科だから」





半分赤点って、よくこの学校入れたな。







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