ヤンキー君のお隣に♪<完結>



その後、奈保ちゃんに一緒に帰らないかと誘われたけど私も松山君も断った。






なんとなく…二人で帰りたいという気持ちもあったし




高倉君と奈保ちゃんも二人きりにしてあげた方がいい気がしたから。










――――





帰り道。








私は思い切って松山君に言ってみた。








「ねぇ、松山君」






「何?」







「私のこと、これから『先輩』じゃなくて名前で呼んで?」









「名前で?……わかった」








「私も…私も松山君のこと…」








「『智也』でいい」








「うん、わかった。ありがと。…智也」







うわっ!


なんかこの呼び方照れる…






「………あ、ああ…」






もしかして松山君も照れてたりして…









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