ヤンキー君のお隣に♪<完結>
♪おまけ
―――――
三ヶ月後
「なぁ、舞…成功したみたいだぞ」
「えっ?ホントに!?」
私たちは覆っていた手を顔から離し中庭を見つめた。
そこには真っ赤な顔をして抱き合っている二人がいた。
「ひゃあ…青春だね♪」
「ったく、先輩ったら時間かけすぎだから」
「いいじゃん、いいじゃん。二人はあんなに嬉しそうなんだから」
私はもっと見たくて窓から体をのり出す。
すると…
「ひゃあ!!」
手が滑っておちそうになった。
「舞ちゃん!?」
あっ…
奈保ちゃんと高倉君にバレちゃった。
「ったく、何やってんだよ!」
智也はそう言うと窓を閉めて、私の手を引っ張った。
「ちょっ!どこ行くの?」
「決まってんだろ、あのお騒がせ二人組のとこ!」
おまけ1
おしまい♪