ヤンキー君のお隣に♪<完結>

○奈保Side



ある日の日曜日。




私と舞ちゃんとそれから舞ちゃんの友達の有紀ちゃんとで、近くのファミリーレストランで女子会を開いた。





「乾杯!」




未成年だからジュースで乾杯をした。





「はじめましてだよね?木下さんとは」





「うん」




有紀ちゃんと顔をあわせるのは今日がはじめて。




「いつもウチの舞の面倒見てくれてありがとね~」




「ううん、そんな…」





「でも、舞は私のだから」





「えっ…」





「ちょっと、何言ってるの?有紀」





「だから~木下さんと舞は友だちでもいいけど、舞の心友は私だけなの!」






なんか…有紀ちゃん…


間違えてお酒でも飲んだのかな?


コップの中身はジュースのはずなのに、酔っぱらてるみたい。






「もうわかった、わかった!ごめんね、奈保ちゃん。有紀、私に友だちができると妬いちゃうの」






「妬いて何が悪い!」





「有紀ちゃん、酔っぱらってないよね?」




「違う、違う!なんかね、変なの。私の一番は有紀でいてほしいんだって」





「でも、舞ちゃんには松山君が…」




「ああ、それはいいみたい。彼氏はいてもいいんだけど、心友はダメなんだって」



「へぇ~」



「当たり前じゃない!私はそっち系じゃないもん!」




「有紀ちゃんはそれだけ舞ちゃんが好きなんだ」




「うん♪」



有紀ちゃんは舞ちゃんに抱きついた。




舞ちゃんは



「ちょっと、やだ!」って言いながらも笑ってる。










羨ましいなぁって素直にそう思った。







私もこんなに仲良しな心友ほしいな




って、そう思った一時だった。














――――


―――――――――――――



作者から



このSideストーリーの内容、わかってもらえましたか?

まぁ、簡単に言うと


有紀は舞が大好きで



そんな有紀を奈保は羨ましく思ってる


とまぁ、こんな感じです。




ではでは次は修Sideです



※作者は各Sideストーリーに必ず出現します。作者の意見や言い訳は興味ねぇ~って方はスルーして下さいね
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