君と一緒に幸せを探して。
「ヒ、ヒクッ。私まだ諦めないから。」


そう言って真希はどこかに去って行った。


俺は何もできずただ真希をこの瞳で見ていた。


真希はあの時から俺をずっと見ていたんだね。


そして今も・・・。


でもごめんね。今はその気持ちに答えてあげれない。


付き合うこともできたけど・・・それじゃあお互いにいけないと思った。


まだ俺たちには早すぎる。


もうちょっと。ほんの少し先に俺たちがいたら付き合えていたかもしれない。


本当にごめん。謝り切れないかもしれない。でも一生謝るよ。


まだこの先も俺のことを好きでいてくれるんだったら、もうちょっと心が成長した時に付き合おう。


俺も真希と見た空は忘れてないから。


この先もずっと覚え続けていると思う。


何があっても、どんな壁が立ちはだかろうと。


最高の空だったね。




第一章:君と見た空
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