無口な君に恋愛中








「ハハ…ッ、変な顔」





長瀬は少しだけ切なげに笑って


廊下に座り込んだ






長瀬……?







「どうしてだよ、…なんでそこまでがんばる必要がある?」




「それは…」





私を見上げて長瀬は質問した



難しい質問で…なんて答えたらいいか分からなくて






少しだけ戸惑う







その瞬間





「うひゃ…っ」





長瀬は私の腕を思い切り引いて


廊下に座り込ませた





< 81 / 139 >

この作品をシェア

pagetop