遠距離恋愛
君は、人のことを構わずに、ハンバーガーを2つとコーラとポテトを持ってきた。
「ちょっと、京ちゃん」
夏輝があきれたように声をかけた。
「何、欲しいの?」
君はふざけたように、夏輝にいった。
「ジュースちょうだい」
夏輝は、コーラに手を伸ばした。
「ダーメ」
君は自分の方にコーラを引いた。
「マジあり得ないんですけど~」
理子は少し腹を立てていた。
そして、理子は君のポテトを口に入れた。
「うん。美味しい、美味しい」
理子は、少し機嫌よく口を動かした。
「何食べてんの!」
君は少しケチなところがあったから、こういうことには厳しかった。
私も、理子と一緒にポテトを食べた。
夏輝は、どうしても飲み物が欲しいみたいで席を立ち上がった。
「喉渇いたから買ってくる~」
財布を持って、夏輝は並んだ。
「理子、どうする?」
私は、ここから一向に動こうとしない君を見ていった。
「ウチ、こんなことになるなんて聞いてなかった」
少し小さなため息を理子がついた。
「まぁ、久しぶりに会ったんだしさ」
私は少し、理子を落ち着かせた。
「だってさ~、夏輝も何しにきたんだって」
理子は足を組んだ。
私は、もう無くなりそうなポテトに手を伸ばした。
夏輝は、片手にジュースを持って帰ってきた。
「夏輝~」
理子は、イスから尻を離した。