遠距離恋愛
そんなこんなで君との久々の再会は終了した。
君は先に帰ってしまったけど、夏輝と理子で残りの時間を満喫していた。
駅の近くのデパートに立ち寄った私たちは、行く当てもなく歩きまわっていた。
相変わらず、趣味の合わない私。
夏輝と理子においていかれる...。
そう思ったのは、私だけ?
私は、忘れていたわけじゃない。
君の初恋の相手を----.....。
ヴヴ__......。
どこからかマナーモードの音がした。
「あっ、ウチのだ」
そう言って夏輝はバックから携帯電話を取り出した。
それの着信は......
「京ちゃんだ」
“君”からだった。