遠距離恋愛



私は授業が終わって、席を立ち上がった。



「康くーん!!」


私がずっと見つめていた彼に、親しそうな女子が話しかけていた。


確か...今『康くん』って---....。



「康くんさぁ、明日ヒマ?」


「んー...」


彼は、悩みながら私のほうをチラ見した。

その子のところ、行ってほしくないよ...!


急に、胸が苦しくなってきた。


他の女子と話していると、なんでこんなにも胸が苦しく...。



私は胸元をぎゅっと掴んだ。


「俺、無理」


彼は私の方を見ていった。


えっ......!!



また、だ.......。



ドックン...........!!!!



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