遠距離恋愛
しばらくして先生が来た。
先生は用件だけ話すと、さっさと図書室を出た。
...なんか嫌な先生。
私は後ろから睨んでしまった。
そして、私はイスを手に持った。
「じゃぁ...こんな感じに並べちゃってください」
やる気があるのか、ないのか分からないような口調で話した。
「はぁ~い」
みんなもそんな感じだった。
「じゃ、図書室の半々に分かれてやろう」
誰かが提案した。
「女子男子で分けちゃっていい?」
「うん」
女子4人。男子2人。
そんな状態だった。
「1人足らないけどいいよな?」
男子2人の康くんと、もう1人の諒くんが言った。
諒くんはクラス委員。
だから名前も覚えていた。
「じゃぁ、1人あげるよ」
女子グループの方にいた美樹がいった。
「えぇ?!」
私たちは美樹を見た。