遠距離恋愛
私の頭から君が少しずつなくなってきていた。
でも、今の私にはそんなこと知るはずがなかったんだ。
目の前が眩しすぎたんだ。
やっぱり私は弱かった。
すぐ側にある幸せに手を出した。
“遠距離”が無理だった。
“遠距離”は無理だった。
君が好きなのには変わりはない。
でも、それでも、私が選んだのは
君ではなかった。
そのとき、私が君を選んでいたら
こんな結末は待っていなかった?
このとき、私を君が選んでいたら
こんな想いはしなくて済んだ?
ねぇ、あのときに戻れるのなら
神様。
お願いです。
時間を戻してください。