最後のメッセージ

あたしは言い終ると愁の腕を離した。

「ありがとう・・・ 
本当に、楽しかったよ・・・


 さよなら」

「歌凛!」

愁はあたしの名前を叫ぶ。
でも、あたしは振り向かないで愁から離れる。

「歌凛・・・
どうして・・・・」

ごめん ごめん 
本当に、ごめんなさい・・・

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