ヤンキーダーリン
「あー、はいはい。わかりましたよー。」
「美央。でも友達くんもかっこいいっしょ。」
「うん。綺麗な人だね。モデルさんみたい。」

やっぱり。
絶対あったことある。
誰だったけなー。
思い出せない。

「美央!何ぼーっとしてんの?」
「ふぇっ?あ、別に。」
「あぁ!!美央ってば惚れちゃった?」
「それはなーい。」
「ただ会ったことあるような感じがするだけ。」
「じゃあ、声かけてみよっか。」
「い、いい!!そこまではいい。」
「あ、そう。」

姫香は積極的だから誰にでも話しかけるってゆーか、すぐにいろんな人と仲良くなれるとこがいいよね。
私なんかチキンだし姫香みたいに堂々じゃないんだよね。

そして姫香と私は、教室へと戻った。

まさかあの人が私に気づいていたのにも知らずに・・・。


< 4 / 9 >

この作品をシェア

pagetop