ヤンキーダーリン
そしてカラオケボックスに入って三時間パックした。歌いすぎて喉が痛いくらいにね。
「はぁ。楽しかった。」
「もう10時だね。姫香大丈夫なの?」
「多分大丈夫。ならかえろっか。」「だね。」
姫香とは家が隣どうし。だからいつでも会える。
「やっぱり、美央の家はいつみてもでっかいなー。ホワイトハウスみたいだし。」
「大げさだよー。まあ、おじいちゃんが元有名シェフだったからね」
そう。
私のおじいちゃんは元有名シェフ。だからおじいちゃん自体が金持ちなんだよね。毎日のおじいちゃんのご飯が楽しみなんだよね。
そして姫香と別れて、
家に入った。
「お帰りなさいませ。美央様。」
「もぉ、そんな様付けしないでよ。私、全然偉い人でもなんともないから。だから美央でいいの。」
「ですが美央様。これは茂様の指示でして・・・」
「もぉ、おじいちゃんったら。」
すぐにリビングに行っておじいちゃんに、
「おじいちゃん!!私、様付けで呼ばれるの嫌なんだけど。」