ヤンキーダーリン
曖昧な態度
天気が良い朝をむかえて、ご機嫌の私は、いつも通りに学校へ登校していた。教室に入り、すぐさま姫香が飛んできた。
「みおー。」
「なーに、姫香。泣きそうな顔しちゃって。なんかあった?」
「もぅやばいんだけど。美央に感謝ですっ!!」
「なんのこと?」
全然思いあたらないんだけど..。
「翔也先輩に聞いたからぁ!」
「あっ!メールきたんだ。」
「うんうんっ!本当にびっくりしたんだからね。」
「よかったね。」
「ありがとね。」
「そうだね。」
「だよね。」
「もー、ね、多いでしょ!」
「ごめん。」
「まぁ美央には感謝してるから。」
「いいえ。」
ガラガラ...!!!!
思いっきり教室のドアを開ける音がした。
ぱっとドアの方に目をやると、
翔也先輩と友達が居た。
「双葉美央って人いる?」
翔也先輩の友達が叫んだ。
わ、私のこと?
む、むりだからね。
私じゃ、ないよね。
「みお。あんたのことに決まってるでしょ。」
と姫香が耳元でささやいた。
やっぱりか。
「あのー、私が双葉美央ですけど。」
「ん!!」
「ふぇっ?」
とその人にミルクティーを押し出された。
な、んで?