バツ2彼氏
「え…」
あたしは先生の瞳を見つめる。
「一応 付き合ってるんだよね? でも決定的な言葉もらってないし…」
「…」
「あれ以来、キスすらしてこない。もしかして あたしが勝手にそう思ってるだけなのかな? って」
「…」
「呼び方だって…」
先生がバツ2で、子どもがいることはショックだった。
だけどそれよりも、先生にとってのあたしって何?
この1ヶ月 不安でもどかしくてー。
涙を堪えて先生を見上げる。
すると先生はあたしの体を引き寄せた。