バツ2彼氏
ヤバい!!
バレてた…。
「そういうつもりじゃなくて…」
「じゃ、どういうつもりなの? 優香さん」
「タバコなんて吸ってるから、つい気になって様子を…」
「ふーん? あ、悪い! 先帰ってて」
健くんは仲間達に大声でそう言い、あたしの腕を引っ張った。
「ちょっ…! 離し…」
路地裏に連れてかれたあたし。
健くんは少し怒ったようにあたしを見る。
「親父にチクろうってワケ?」
「そうじゃないよ。ただあたしは…」
「"彼氏の子ども" だから気になるってところか」