バツ2彼氏
「そうだよ、気になる。先生が悲しむ顔を見たくない」
「親父は俺に大して関心ねーよ」
「そんなこと…!」
健くんは少し微笑んで、あたしの腕を掴んで塀へ押し付ける。
「…っ!」
キリッという痛みと、タバコの煙り。
気づくとすぐ近くに彼の顔があった。
「…ねぇ、"センセー" とはもうエッチしたの?」
「…!!」
耳元でそう囁かれ、あたしの顔はカッとなる。
「あれ? その様子だとまだなんだ」
「…子どもには関係ないでしょっ」