バツ2彼氏
「ええっ!」
「"センセー" と2人きりでまったりできるチャンスだよ?」
あたしは思わず赤くなる。
「…赤くなってる。可愛い」
「からかわないでよっ」
「はは。だーって、最近 全然うち来ないでしょ? 優香さん」
「それは…」
「俺に気を遣ってんでしょ」
「…」
「まあ、そーゆうことだから楽しんでね」
「…変な気を回さないでよ。子どものくせに」
あたしは赤い顔のままそう呟く。
健くんは何故か笑顔であたしを見た。
「何か分かる気がする」
「へ?」