龍の姫と鷲の王子
序章
四月の中旬頃、突然母から言われた言葉が私の運命を思いっきり変えた。

「姫羽、あんた明日から戒鈴《かいりん》学園にいきなさい」

「………はっ?」

「はっ? じゃないわよ。戒鈴は、寮制だからさっさと荷造りしなさい。明日からだからねっ♪」

はっ? はっ? 状況整理のために頭の中を整理しよう。
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