空の下のボクとキミ





休み時間になるとまたできる人だかり。




「ちょっと、どいてくんない?」



「え、あ…はい」




追い出された私は未来ちゃんのもとへ





「未来ちゃん〜…」


「咲玖にあの席は向いてないね(笑)」



「笑い事じゃないよっ!」




そんな話をしていると



「ねぇねぇ!」






声をかけられた


振り向いてみると



「美月咲玖ちゃんでしょ?」




くりくり二重の目が印象的な
男の子が立っていた






「誰…ですか?」





「俺、森野大樹!
 大ちゃんでいいよっ♪」







「何で私のこと…知ってるの?」





「咲玖ちゃん、有名だよ?(笑)」







有名ってどういうこと?





「咲玖は自覚ないだけ(笑)」






考えているとチャイムが鳴った(笑)







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