涙の枯れる頃
―――グイッ
……。
分かってた事。
助けた人が、どうなるのか。
「…アンタ。ムカつくんだよねぇ~…。
……標的へんこ~…。
次は…アンタだよ」
やっぱり。
……でも、あたしが身代わりになり、
あの子が助かるんだったら……。
「…あたしが標的に、なる。
だから、あの子は解放してあげて」
「フフッ……いいわよぉ~!!
たっぷりと…楽しませてあげるわぁ~!!」
次の瞬間、制服のシャツを引き裂かれ、
あたしの下着が露わになった。
それを隠すように、自分の肩を抱く。
「へぇ~…。意外に胸大きいねぇ…」
「ん~…。セックスィ~!!」
女達から、歓声が上がる。