涙の枯れる頃
だから―――…
俺達が、ちゃんと守ってやる。
美姫は、俺達のシンボルだから――
俺の手に絡まってる、美姫の細い指。
“恋人繋ぎ”と言われたこの手。
美姫の全てが愛しい。
俺は、その美姫の手にキスを落とした。
ただ、手にしたキス。
それが、とても大きな事に思えた。
今まで、何度も女と体を重ねてきた。
気持ちもねぇまま。
美姫はとても大切にしてやりたい。
…アイツとは、違って――――
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