涙の枯れる頃
「…ええ゛!!!…私、そんなに変わってる?」
超落ち込むんだけど…。
拓真はそんな私を見て、笑いだした
―――チンっ
私は拓真の病室に向かった
「…ちょっと待っててっ!!」
私は拓真を止めて、病室を開けた
「お。帰ってきた…って拓真は?!!」
「イヒヒヒヒッ…」
「……キモイぞ。美姫」
みんなは顔をしかめてる
私は日向の手を引っ張り、病室の外に連れてきた
「…日向」
「たく…ま?!」
日向はとても驚いてるらしい、私の手を強く握って、現実を確かめてるみたい
「…拓真だよ。目を覚ましたんだ」
私は日向の頬をつねって、微笑んだ
「……拓真っ!!」
日向は、拓真に抱きついた
「ハハっ!!!日向、変わんねぇ」
「…お前、心配させやがって」
その時の日向の笑顔は、心からの笑顔を見せた
「みんなの所行こ!」
私は2人に微笑んだ
日向が拓真の車イスを押して、病室に入った
みんなも目を見開いて、固まってる
「…ただいま」
「拓真っ!!!」
みんなは拓真に抱きついた
みんなの笑顔も心からの最高の笑顔に思えた。
みんなはしばらく抱きあって、笑ってた
いつの間にか、日向が私の隣に来てた