画面の恋愛
だん、だん、だん、だん
重い荷物と疲労で足音は鈍く、遅かった。
やっとの思いで部屋にたどり着くと、無造作にバックを投げ、そのままベッドにダイブした。湿っぽい布団は癒やしの場所とは程遠く、虚しさすら感じた。
俺は体を起こし、机に向かった。そして素早くパソコンの電源を入れた。
ウイィィィィン...
カタカタカタカタ...
あっという間にすっかり常連化した掲示板に辿り着いた。
●暇っ子★絡も(^^*)#123
●関東の人しゅーごーだよ><#53
●アニオタいるかなぁ?笑#74
様々なスレッドが俺を楽しませた。その中でも
●絡まろん(^ω^)#250
というスレッドにはちょくちょく書き込みをしていた。
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