ラスト・ゲーム番外編



「うわっ!」



廊下の角からいきなり現れた生物に廊下に転倒させられ、俺はその下敷きになった。



一体何が襲ってきたんだ?


…睡魔か?





ゆっくり目を開けてみると、そこにいたのは。



…睡魔ではなく

…憎き林田先生でもなく




とても可愛い、女の子だった。



「…ご…っごめんなさい!」



その女の子は馬乗りになった身を起こし、顔を赤らめる。



少しフワッとパーマがかかったような長い髪が、俺の顔にかかって…






なんだこのシチュエーションは。





あまりにもマンガチックな出会いに、俺の頭には



運命




…という二文字が浮かんだ。


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