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下を見たらくらくらしそうな長い長いエスカレーターを抜けると

そこには宝石をちりばめたような景色が広がっていた

地平線が光の道のように輝いている

真っ暗な海と街の明かりが絶妙で
天界から見下ろしたようなそんな感動的な眺め

展望台を一緒に1週回ったところでボックスシートに腰をかける

「いつまでこっちにいるの?」

「あと4日ぐらいかな…」

「帰るまでににもう一度会ってくれるかな?」

また会ってくれるの?

「無理かな?」

圭矢さんが優しく私の顔を覗き込んだ

大きく首を振る

そして小さく
つぶやいた

「また会いたい…」

私の手をぐっと握り締めた圭矢さんの大きな手をこのまま離したくないと思った




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