MAIL

仕事場に戻って

パソコンを開くと直哉からメールが届いていた

直哉＜ナナのおかげで彼女とうまくいったよ。ありがとう＞

どうやってさようならを言おう…

さっきから何度も何度も書いては消しの繰り返し

やっと一言書いた

ナナ＜おはよう(^O^)／よかったね＞

とりあえず反応をみてからにしよう…

直哉＜ほんとナナのおかげありがとう＞

ナナ＜私何もしてないよ＞

直哉＜ナナのおかげで昨日彼女に会って思いを伝えた＞

それを言うなら私の方が直哉さんに感謝だよ

私がちゃんと圭矢に好きだと言えたのは直哉さんのおかげだよ

…

いいきっかけかもしれない

ナナ＜じゃあ今日でお別れだね＞

直哉＜なんで？＞

ナナ＜彼女に悪いじゃん＞

直哉＜俺ナナがいないとどうしていいか、わからん＞

ナナ＜何言ってるの？私がいなくても大丈夫だよ彼女のことを本気で思ってるなら、私とはもうメールやめた方がいいよ。彼女の事、大事なんでしょ？＞

直哉＜大事＞

ナナ＜次は彼女に何でも相談してあげてよ。その方が彼女喜ぶと思うよ＞

直哉＜わかった＞

よかった
いい感じでお別れができそう