MAIL
直哉<そうかな?>
ナナ<そうです!>
直哉<ありがとうナナに会えてよかった>
ナナ<私だって直哉さんに会えてよかった>
あなたのおかげで圭矢にも会えた
直哉<ナナにあえて楽しかった>
ナナ<私もすごく楽しかったよ>
直哉<ナナほんまありがとう>
ナナ<私のほうこそありがとう>
直哉<じゃあ>
ナナ<じゃあです(^_^)v直哉さんがんばれ(^O^)/>
直哉<ありがとう>
これ以上私がメールを書いたらまた返事が返ってきて繰り返す
これで本当に直哉さんともお別れ…
でも最後に直哉さんとちゃんとお別れできてよかった
直哉さんも恋がうまくいったんだね
私もがんばるよ
直哉さん今までありがとう
涙がぽろぽろ出てきた
私が急に泣き出したから回りがびっくりしてざわざわしだした
「泣くならトイレで泣いて来い」
振り向くといつもの柴崎さんがそこにいた
でも少し目が赤い
これが柴崎さんの優しさ
立ち上がって席をはずす
「柴崎さん目赤いっすね。大丈夫ですか?」
後ろの方で純ちゃんが柴崎さんに声をかけているのが聞こえた
「俺昨日徹夜だったからかな…」
とか答えていたけど
その理由を知っているのは私だけ…
そう思いながらトイレで化粧を直した