MAIL

直哉<そうかな?>

ナナ<そうです!>

直哉<ありがとうナナに会えてよかった>

ナナ<私だって直哉さんに会えてよかった>

あなたのおかげで圭矢にも会えた

直哉<ナナにあえて楽しかった>

ナナ<私もすごく楽しかったよ>

直哉<ナナほんまありがとう>

ナナ<私のほうこそありがとう>

直哉<じゃあ>

ナナ<じゃあです(^_^)v直哉さんがんばれ(^O^)/>

直哉<ありがとう>

これ以上私がメールを書いたらまた返事が返ってきて繰り返す

これで本当に直哉さんともお別れ…

でも最後に直哉さんとちゃんとお別れできてよかった

直哉さんも恋がうまくいったんだね

私もがんばるよ

直哉さん今までありがとう

涙がぽろぽろ出てきた

私が急に泣き出したから回りがびっくりしてざわざわしだした

「泣くならトイレで泣いて来い」

振り向くといつもの柴崎さんがそこにいた

でも少し目が赤い

これが柴崎さんの優しさ

立ち上がって席をはずす

「柴崎さん目赤いっすね。大丈夫ですか?」

後ろの方で純ちゃんが柴崎さんに声をかけているのが聞こえた

「俺昨日徹夜だったからかな…」

とか答えていたけど

その理由を知っているのは私だけ…


そう思いながらトイレで化粧を直した





< 135 / 202 >

この作品をシェア

pagetop