MAIL
確かにウソをついてシゲに得はない…
「そんなのウソよ警察に言うわよ!」
「ゆえよ お前がたくらんだ証拠なら携帯にあるさかい」
そういってシゲは携帯を操作しだした
ざわざわした中から声が聞こえてくる
<この写真で圭矢を私のものにするんだからちゃんと取りなさいよ>
その声は紛れもなく瞳の声だった
泣き崩れる瞳に残念やったなっと穿き捨てるシゲ
「あーあ俺も金もらい損ねたやんけ。あほらし」
そういってシゲはその場を去っていった
瞳をここまで追い詰めたのは俺…
泣き崩れている瞳を起こす
「ごめん瞳、俺がお前をここまで追い詰めた。許してくれ。でも俺はお前とは一緒にいれないから…」
瞳の目を見てはっきり言った
そういい残すと俺はホテルを飛び出した