MAIL
警察に着くと
一人の警官がこっちこっちと手招きをして圭矢をよんだ
「おいおいどうしたの?喧嘩かい?」
っておじさんが圭矢のすごい姿を見て言った
「階段から落ちました」
「そうかドンくさいね」
おじさんはわかっていてあえてきかないでくれた様子だった
「ところで記憶戻ってよかったね」
記憶?
「記憶戻ったってどういうこと?」
思わず話の間に入ってしまった
「あれ?お嬢さんはこの間の女の人じゃないね。誰?」
「俺の恋人です」
その言葉に顔が赤くなる
「えっあの子は?」
ホテルの女の人のこと言ってる?
「元カノです」
圭矢がそう答えた
「ごめんおじさん知らなくて電話して…」
圭矢に謝ったおじさんが私に事情を話してくれた
「記憶喪失だったの?」
圭矢にきくとうなずいた
「出て行った後、高校生ぐらいの男の子たちに頭殴られて…」
圭矢が私に説明しようとした時警察のおじさんが話しに割って入ってきた
「その高校生くらいの男の子なんだけど、この男の子たちじゃないかな?」
そういっておじさんが写真を見せると圭矢がうなずいた