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ドス

鈍い変な音とともに俺の体から赤い血がぼとぼととこぼれ出した

「圭矢が私のもにならないから…」

そう言った瞳の手には血まみれのナイフがあった

瞳が泣いている…

そうだ

俺は瞳にも同じような苦しみを与えた…

「ごめん瞳…」

カシャーン

瞳はナイフを落として震えだした

俺は本当に悪い事をした…

「瞳…ごめん」

倒れこんだ俺を見て瞳は逃げるように去っていった

俺の目の前に茶色の封筒があった

真奈美に謝らないと…

目の前に落ちていた茶色い封筒を力いっぱい握り締めると

最後の力を振り絞って

真奈美の待つ俺の部屋にむかった

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