MAIL
ナナ<すごく楽しみになってきた直哉さんに会える>

俺も開き直ったら嬉しくなってきた

直哉<本当に嫌な男だしショック受けないでくれると嬉しい>

ナナ<私もだよ~会ってショックでもうメールとかお話してくれないかもとか思ったら会わないほうがいいかもとか思ってしまったりしてるよ>

直哉<それはない でもナナがそう俺の事そう思うかもしれん>

ナナ<お互い様だね(笑)>


直哉<写メもらえる?>

ナナの顔さえわかればむこうがわからなくてもこっちから声をかけられる


ナナ<ごめん携帯つぶれちゃって今代用のやつ借りてて写真機能付いてないの>

ついてない…

どうやって見つけようか…

直哉<そっか…>

ナナ<直哉さんの送ってくれる?>

えっそれはまだ心の準備ができてない

直哉<俺のはブサイクだから無理>

ナナ<どのみち会うんだしいいじゃん!>

本当に今その勇気はない
あっそうだこれなら確実に会える

直哉<今は無理 着いたらメールするよ>

ナナ<身長177体重64でいいんだよね>

それはあってる

直哉<あってるよ ナナもこの間話したとおり?>

ナナ<うんそうだよ(^_-)-☆目印に携帯手に持ってて(^_-)-☆>

直哉<わかった 着いたらメールするから>

着いたら本当のことをナナに話そう
仕事のことは話せないけど…
本当の俺の姿を知ってもらおう
そうしたら俺変われるかもしれない

ナナ<OK あさって楽しみにしてる>

直哉<俺も>

もし、ナナに会えたら、そして受け入れてくれたら俺はこの世界から足を洗おう
まじめに仕事見つけて、働いて、ナナと同じ世界で暮らしていこう





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