∥世界ガ歪ム瞬間マデ∥
「亜…亜季は…覚えたのに。」
「僕の事?」
なんかまずいことになってきた…。
亜季は今にも泣きそうだ…。
どうにかしなくちゃ。
「ヒント頂戴?思いだせるから。きっと。」
「ヒント…ヒトツニツキヒトサシ」
「え?ごめん聞き取れ…ー」


グサ……。

「一つ目のヒント。
約束。」
「ぐ…ぁッうぅッ」
僕の腕にナイフが一本…
深く突き刺さっているッ
「わからないの?」
「あッぅぐ…。」
答えられない。
答えられないに決まってるじゃないか。
目の前に、ナイフを降り下ろそうとしている悪魔がいるのだから…ッ

恐怖で足がすくんで動けない…
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