【完】殺人者恋愛事件
泰斗は固まっている。



私はびっくりして声もでなかった。



銃声なんて初めて聞いたし。



でも一体誰が…。



「……サツがきた」



「え…?」



泰斗は低く呟いた後、私の隣に来てぎゅっと手を握ってきた。



「…へっ!?」



真っ赤になる私とは対照的に、泰斗は真剣な顔でシャッターを睨んでいた。



てか“サツ”って…



警察のことだよね?




って、やばいじゃん!



泰斗が捕まっちゃう…!

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