【完】殺人者恋愛事件
どっちでもいい…。



そう思っている自分が信じられない。



こんな状況に立たされたら、当然誰もが“出ていく”と選択するだろう。



でも私は違う。



その理由はさっき気づいた。



この殺人者が…



泰斗が好き。



どうしようもないくらい。



泰斗は私のこと人質とか言っていたけど、いつも私を気遣ってくれてた。



殺そうなんて思ってる感じではなかったし、私に殺意を向けたことなんて全然なかった。

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