【完】殺人者恋愛事件
「泰斗ぉ…」



涙が止まらないよ…。



それが泰斗の本音だったんだ。



ありがとう、泰斗。



こんな私のこと、本気で好きになってくれて。




「…ちッ」


ガチャッ。



橋本さんの舌打ちと共に、ドアが開く。



「って、えぇえええッ」



私、ドアの真ん前にいるんですけど!



「あんたがいる前で泰斗とイチャイチャしようと思ったのに。計算狂っちゃったわ」



そう言って私を見下ろす橋本さん。



しかも“あんた”って…。
< 169 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop