【完】殺人者恋愛事件
まだ高鳴っている私の心臓。



「泰斗、大好きーっ!」




手を口に添えて泰斗の背中に届くように大声を出す私。



そんな私の言葉に、泰斗は顔を赤くして振り向いた。



「ばっか…!そんなこと言われたら、また抱きしめたくなるだろーが!」




その返事に、私は笑って返した。



抱きしめていいのに。



戻ってきていいのに。



全然かっこわるくないから。



逆に、女に尽くしてくれる男性って…普通の奴より何倍もかっこいいんだから。
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