【完】殺人者恋愛事件
「ごめん、何もない。今日泊まってくよ。親には友達ん家に泊まるって言っとく」



私は携帯を取り出すと、お母さんに電話をかけ、友達の家に泊まることを告げた。




『いいけど、あんまり迷惑かけないようにしなさいよ?』



「うん、わかった」



それだけ言うと、電話を切った。



私のお母さんは、そういうことにあまり厳しくない。


とりあえず「友達ん家」って言っとけば、「誰ん家?」なんて聞かれない。



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