【完】殺人者恋愛事件
「一緒寝る?」



外もすっかり暗くなり、月が真ん丸く輝いていた。



私は泰斗が毛布を床に敷いているのを、眺めていた。


すると泰斗がいきなりこっちを向いて、ニヤッと笑うもんだから、ドキッてしちゃった。



「べべ、別にいいけど?」



「あ、お前今変な妄想しただろ〜」



「しっ、してないし!!バッカじゃないの!?」



半分図星をさされて、私はムキになってしまった。



「顔赤ーい!そーいう晴香ちゃんも好き〜」

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