【完】殺人者恋愛事件
あれさえ奪えれば…。



「……泰斗はまだ起きてないの〜?」



雛姫さんに視線を送る私を無視して、さっさと日向くんのほうへ駆けていく雛姫さん。



どんだけ日向くんのこと、好きなのよ。



そう思っていると、思わず口が滑り…



「…雛姫さん、日向くんのこと好きなんですか?」



なんて、問い掛けてしまっていた。



…わかりきっていることなのに。




すると、雛姫さんからは意外な返事が返ってきた。

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