【完】殺人者恋愛事件
視界が解放され、見えたのはニヤニヤと笑っている知らない男の顔…。



そのバックには、青々とした空が広がっていた。



男は私の頬を舐めた。



う…気持ち悪!



でも周りにいる他の男に身体を押さえ付けられ、身動きがとれなかった。



やだ…何これ。



怖い…



怖いよ………



初めて感じる日向くんのときとは違う恐怖に、私は言葉を失った。



「…あんたなんか、苦しめばいいのよ。

そして、苦しみに心を委ね、悶えながら死になさい」
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