【完】殺人者恋愛事件
これだけははっきりと言い切れる。



何回も恋する女の子を見てきたんだから!



でも、雛姫さんは日向くんを好きって自覚してないみたい…。




雛姫さんは表情をもっと険しくすると、私の胸ぐらから手を離し、無言で私を睨んだ。



そして、くるっと踵を返して「やっちゃいなさい」と、再び男たちに指示を出した。




それを合図に、また男たちが私の上に跨がる。



今度こそ殺される…。



そう思って目をつぶったとき…。




「お前ら、何やってんだよ!!」
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